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令和元年度 退院患者 6741件

 集計対象者:平成31年4月1日から令和2年3月31日までの退院患者で有り、一般病棟に1回以上入院した患者。
(24時間以内に死亡した患者を除く)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 76 157 189 453 649 920 1893 1853 549

■定義
10歳刻みの年齢階級別に集計をしています。
【当院の特徴】
70歳を境に増えており、70歳以上が全体の63.7%と御高齢の方が多くを占めています。10代~30代では虫垂炎、胃腸炎、憩室炎などの消化器疾患が上位の疾患となっています。40代から50代は、睡眠時無呼吸症候群が多くみられ、婦人科系の悪性腫瘍、良性腫瘍も多くみられます。60代から70代では前立腺癌の精査や治療の入院が多く、消化器系、婦人科系の悪性腫瘍が60代以降で増加しています。また、70代以降で誤嚥性肺炎や心不全が多くみられています。
※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード


■内科 診療科コード:010

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫(リツキシマブ) 17 11 15.79 0 68.65
050130xx99000x 心不全 11 22.27 17.71 9.09 86.09
0400801299×000 肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満) 8.53
0400801499×011 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 16.45
130070xx99x0xx 白血球疾患(その他) 8.96

市中肺炎は、病院や介護施設以外にて発生・流行する肺炎です。主に肺炎球菌やマイコプラズマなどの細菌が原因になります。肺炎球菌は細菌感染に抵抗力を失った高齢者、免疫不全など基礎疾患を持つ人に感染しやすい特徴を持ちます。一方、青少年、小児が学校など集団生活を送っている場合、罹患しやすい肺炎にマイコプラズマ肺炎があります。マイコプラズマは主に気道に感染します。呼吸系に感染すると、上気道炎・咽頭炎・気管支炎・肺炎になります。
市中肺炎は発症した場合、いずれも起炎菌を同定し適切な抗菌剤を使用し治療します。原因不明の嘔吐、下痢、腹痛の症状がある場合には、ウイルス性腸炎が原因のことがあります。ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスの感染にて発症することが多く、脱水症をおこすことも多いです。適切な治療を受ければ1週間程度にて改善します。

悪性リンパ腫は、血液細胞のリンパ球ががん化した病気です。ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分けられます。細胞の起源からB細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫とに分けてもいます。頻度が多いのは、B細胞性のリンパ腫であり、90%以上に、CD20という抗原が腫瘍細胞に発現しています。この抗原を標的として開発された抗体のひとつがリツキシマブという薬剤です。
B細胞リンパ腫の治療には、リツキシマブチョップ療法が一次治療として使用されています。抗体薬の副作用にはアレルギー様作用や輸注反応があります。チョップ療法の中のアドリアマイシンという抗がん薬は心毒性があります。上限を超えて投与されると心筋障害が惹起されます。この心毒性により、心機能が低下すると心不全を発症します。

心不全とは、心臓に何らかの異常があり、心臓のポンプ機能が低下して、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態をいいます。心筋梗塞、弁膜症、心筋症、高血圧などにても心不全が起こります。労作時の息切れ、呼吸困難・倦怠感や浮腫が主な症状です。4つのステージに分類され、ステージに応じた治療法が確立されています。


■呼吸器科 診療科コード:050

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 132 2 2.03 0 59.82
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 82 40.6 20.84 8.54 84.35
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 25 2 3.34 4 73.24
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 21 21 18.84 0 75.14
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 21 20.67 13.61 0 73.67

当院の呼吸器科では呼吸器内科全般の治療をおこなっております。睡眠時無呼吸症候群の新患患者の診断、CPAP導入目的での短期入院を行っております。高齢者の誤嚥性肺炎の入院患者は例年多い傾向はかわらず、嚥下機能障害が高度であるほど治療・嚥下リハビリに難渋し入院が長期化しする傾向にあります。肺癌患者においては主に気管支鏡検査による確定診断の短期入院、進行肺癌に対する肺炎等の合併症の治療、緩和治療を中心に行っております。他にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪、気管支喘息発作、間質性肺炎の増悪、胸膜炎(細菌性>癌性>結核性の順に多い)等の呼吸器疾患の入院を行っております。


■循環器科 診療科コード:070

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 150 20.99 17.71 6 81.21
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 87 27.21 20.84 14.94 85.2
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 53 21.49 12.58 5.66 81.6
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患(心臓カテーテル検査) 30 2.13 3.01 3.33 67.73
050070xx99000x 頻脈性不整脈 29 6.31 7.56 0 72.69

循環器内科で入院検査または治療が必要となる疾患は、心不全、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、不整脈が主です。当院では高齢化に伴い心不全及びそれに合併する肺炎が多くなっています。心不全の原因は多く、最近では高齢化に伴い、高齢者の慢性心不全が多くなっています。虚血性心疾患の精密検査である冠動脈造影(カテーテル検査)は、2日間の入院で行っています。


■外科 診療科コード:110

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)
(鼠径ヘルニア手術等)
108 3.04 4.85 0 70.66
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 71 8.94 8.89 1.41 70.83
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等(腹腔鏡下胆嚢摘出等) 67 5.55 7.13 0 63.01
060150xx03xxxx 虫垂炎(虫垂切除術 虫垂周囲の用を伴わないもの等) 39 4.79 5.45 2.56 41.05
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍(結腸切除術等) 37 12.97 15.02 2.7 71.59

当科では腸閉塞、虫垂炎、胆嚢炎、消化管穿孔等の緊急疾患の治療に加え、結腸・直腸癌、胃癌、膵癌、胆道癌、肝癌等のがん治療に力を入れています。予定入院では鼠径ヘルニアの日帰り(一泊)手術を多く行っています。
がん治療は各種ガイドラインに基づき、手術、薬物治療を主体とした集学的治療、緊急疾患は24時間365日、迅速な対応にて治療期間、入院期間の適正化をこころがけております。


■脳神経外科 診療科コード:150

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤(動脈造影カテーテル法) 60 2.38 3.01 0 68.1
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 35 6.29 7.34 11.43 64.46
010230xx99x00x てんかん 34 6.18 7.10 2.94 58.65
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)(エダラボン)(定義副傷病なし) 32 20 16.13 12.5 75.06
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷(その他の手術) 24 11.04 9.67 8.33 76.83

当院脳神経外科では、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)や頭部外傷など様々な患者様が救急で来院され、幅広く治療を行っています。また、脳梗塞超急性期の血栓溶解療法やカテーテルによる血栓回収療法にも力を入れています。


■心臓血管外科 診療科コード:170

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 24 15.5 12.55 4.17 72.42
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 20.84
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 5.73

※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。


■産婦人科 診療科コード:220

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし(化学療法) 53 4.85 4.58 0 57.92
120010xx99x70x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし(ベバシズマブ) 47 3.13 4.27 0 68.79
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍(卵巣部分切除術等)
(腹腔鏡によるもの等)
30 8.9 6.21 3.33 51.9
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍
(腹腔鏡下腟式子宮全摘術等)
26 10.31 6.09 0 48.38
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍(子宮全摘術等) 21 10.62 9.71 0 51.57

当院の婦人科は悪性腫瘍を多く治療しています。卵巣癌、子宮頚癌・体癌の治療成績は全国平均以上で、PETもあり、診断、手術、化学療法、放射線治療が可能です。


■耳鼻咽喉科 診療科コード:240

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 101 5.9 5.01 0 72.56
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 48 6.33 7.24 0 55.27
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 46 5.65 5.45 0 39.39
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍(頚部悪性腫瘍手術等) 32 14.66 13.11 0 66.88
030428xxxxxxxx 突発性難聴 26 9.5 8.93 0 63.08

当院耳鼻科は「耳鼻咽喉科-頭頚部外科センター」の看板を掲げ、「お断りしない」をモットーにしている。めまい、突発難聴、顔面神経麻痺あるいは急性喉頭蓋炎、扁桃周囲膿瘍は初診日から入院加療を行い、夜間帯は救急外来経由で耳鼻科入院も可能である。耳鼻科・口腔外科領域の良性腫瘍、悪性腫瘍も多。


■泌尿器科 診療科コード:310

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍(前立腺針生検法) 142 3.16 2.49 0 72.24
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍(前立腺悪性腫瘍手術等) 44 13.32 12.18 0 73.32
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 41 18 12.58 2.44 73.98
110070xx02020x 膀胱腫瘍(膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術)(化学療法) 39 9.05 7.25 0 76.28
110070xx99x20x 膀胱腫瘍(化学療法) 38 14.16 10.65 0 73.58

前年度に比して前立腺針生検件数が減少はしましたが、泌尿器科悪性腫瘍疾患症例は引き続き多めで推移しています。また、複雑性尿路感染症を中心に尿路感染症の治療も積極的に行っています。


■消化器内科 診療科コード:500 

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 131 11.85 9.79 3.05 76.49
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 113 6.46 5.39 1.77 53.3
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 103 34.9 20.84 17.48 84.99
100380xxxxxxxx 体液量減少症 69 16.13 9.13 8.7 77.32
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 62 7.31 7.65 0 62.85

消化器内科における胆管結石、胆管炎治療目的の入院は昨年度よりも27例多くなりました。C型肝炎治療の進歩により肝細胞癌の発生が明らかに減少し、治療目的の入院患者数も昨年に比べて低下しました。それに替わり、誤嚥性肺炎や脱水による入院数が増えているのが、今年度の特徴です。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 50 14 12 22 1 8
大腸癌 32 27 33 39 19 70 1 7,8
乳癌 1 8
肺癌 10 1 7,8
肝癌 16 16 28 1 8

※ 1:UICC TNM分類

5大がんのうち、今年度も大腸がんが220例と最も多く(昨年度232例)、その中でも、手術の対象となる患者様が92例(昨年度102例)と約1/2を占めていました。胃がん、大腸がんのうち、StageIの症例が多いのは、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などの内視鏡的手術を積極的に行っているためです。肝細胞がんについては、StageII~IIIといった、肝動脈塞栓術の対象となる進行したステージの症例は減少しましたが、ラジオ波焼灼術の対象となるStageIの症例も10例未満となりました。これはウイルス性肝炎の治療の進歩により肝細胞がんの発がんが減少した事によるものと考えられます。
※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 24 11.88 55.5
中等症 146 21.18 80.49
重症 43 30.63 83.47
超重症 12 33.58 84.5
不明

市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症する肺胞(はいほう:空気がたまるとこと)の急性炎症です。
日本呼吸器学会、成人市中肺炎ガイドラインの肺炎重症度分類(A-DROPスコア)により重症度別に集計しています。
※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。

ICD10 傷病名 発症から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率 指標をまとめる
I63$ 脳梗塞 3日以内 155 35.08 77.08 21.95
その他

脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。発症から3日以内とその他に分けて集計しています。
当院は地域の急性期医療を行っている救急病院です。このため急性期脳梗塞治療の患者さんが非常に多い傾向です。一方、急性期を過ぎても対象となる方には脳梗塞の再発予防のため手術を行う方もいらっしゃいます。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード


■循環器科 診療科コード:070 

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 23 0.7 2 0 73.09
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 20 6.8 12.45 0 75.85
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他)
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症)

循環器内科の手術は、虚血性心疾患に対する心血管インターベンション治療とペースメーカー植え込み手術および不整脈に対するカテーテル焼灼術が主です。
狭心症に対しての計画的手術の場合は3日間の入院が必要になります。
ペースメーカー植え込み手術は1週間以上の入院が必要になり、カテーテル焼灼術の場合は3,4日間程度の入院になります。
※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。


■外科 診療科コード:110

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 107 0.91 4.74 0 64.54
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 80 0.34 1.21 0 68.04
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 49 2.86 12.27 2.04 70.86
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 39 0.38 3.41 2.56 41.05
K6335 鼠径ヘルニア手術 26 0.46 2.23 0 77.81

当科では各種がん治療、緊急疾患に対する手術に加え、胆嚢摘出術、鼠径ヘルニア手術を数多く行っております。鼠径ヘルニア手術は当日入院、翌日退院の日帰り手術を基本としています。胆嚢摘出術は予定手術の場合2泊3日の入院、急性胆嚢炎においても1週間以内での退院をほぼ可能としています。大腸癌治療は腹腔鏡下手術を標準としており、術後1週間程度での退院を目標としています。


■脳神経外科 診療科コード:150

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 21 1.33 12.95 14.29 72.86  
K1781 脳血管内手術(1箇所) 15 1.4 12.6 6.67 70.13  
K1783 脳血管内手術(脳血管内ステント) 12 1 5.08 0 67.25  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内)  
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)  

・慢性硬膜下血腫:主に軽微な頭部外傷が原因とされていますが、頭部外傷があったかどうかわからない場合も存在します。一般に外傷後3週間~数カ月以内に発症します。50歳以上の高齢者の男性に多くみられます。溜まった血液が多くなった場合には取り除き、症状の改善を目指します。
・経皮的脳血栓回収術:超急性期脳梗塞の患者さんで適応がある場合にはtPA(血栓を溶かす薬剤を点滴にて投与)や経皮的血栓回収術(カテーテルを使い、血管に詰まっている血栓を吸い取ったり、絡めとったりする方法)にて対応します。時間の制約があるため早期受診が必要です。
・脳血管内手術・脳動脈瘤頸部クリッピング術:脳動脈瘤に対する手術として脳血管内手術(カテーテルを使い、動脈瘤内にコイルを詰める)・脳動脈瘤頸部クリッピング術(開頭し動脈瘤にクリップを掛ける)があります。脳動脈瘤の位置や形状などによりそれぞれ向き不向きがあります。


■産婦人科 診療科コード:220

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 40 0.95 6.8 2.5 47.33
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 38 1 8.29 0 50.16
K877 子宮全摘術 21 1.24 8.33 0 53.57
K867 子宮頸部(腟部)切除術 18 1 1.11 0 44
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) 17 3.06 12.76 0 63.94

当院は、子宮体癌悪性腫瘍手術を内視鏡下手術(ダビンチ下、腹腔鏡下)を行っている千葉県内の数少ない施設です。良性腫瘍は子宮・卵巣腫瘍とも内視鏡手術が主で行われております。


■耳鼻咽喉科 診療科コード:240

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 34 0.71 4.68 0 53.56
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 17 0.06 1.35 5.88 60.24
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 16 0.19 6 0 34.19
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 15 0 4.73 0 60.73
K4151 舌悪性腫瘍手術(切除) 10 1 10.6 0 66.6

耳下腺腫瘍手術は顔面神経麻痺を避けるため全例に神経モニターを使用している。喉頭・下咽頭の良性腫瘍には全麻下日帰り手術を行っている。悪性腫瘍手術は再建術も含め当科のメインテーマである。


■泌尿器科 診療科コード:310

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 57 1.18 6.93 0 76.26
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 46 5.74 12.8 6.52 72.35
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 44 2.36 9.95 0 73.32
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 26 1.04 5.73 0 66.73
K841-22 経尿道的レーザー前立腺切除術(その他) 14 1.57 8.29 0 73

当院では、限局性前立腺癌に対してロボット支援下前立腺摘出術を引き続き積極的に行っております。また、腎癌に対しての腎摘除術に関しても可能な限りで腹腔鏡下手術を施行、腎温存が可能な症例にはロボット支援下腎部分切除術を実施しております。さらに、前立腺肥大症に対しては、グリーン・レーザーを用いた経尿道的前立腺蒸散術を施行しています。尿路結石については、Ho:YaGレーザーを用いたTUL手術を実施しています。


■消化器内科 診療科コード:500

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 62 1.77 11.39 0 75.68
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 60 1.67 15.22 0 78.32
K654 内視鏡的消化管止血術 59 1.54 16.61 5.08 78.27
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 41 3.9 11.37 7.32 80.44
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 40 3.28 4.6 2.5 72.75

内視鏡的乳頭切開術、胆道ステント留置術などの胆道系の内視鏡処置が昨年度よりもさらに増加しています。血管塞栓術は昨年度59例と、消化器疾患の中では2番目に多い処置でしたが、今年度は肝細胞がんの発生が減少しているため、処置数も激減し、上位5位には入りませんでした。吐血、下血などの消化管出血に対する内視鏡的消化管止血術、内視鏡的大腸ポリープ切除術、粘膜切除術は、昨年度よりわずかに減少しているものの、ほぼ不変です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 請求率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 32 0.47
180010 敗血症 同一
異なる 55 0.82
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 20 0.3
異なる

当院は救急医療に力を入れているため緊急対応が必要な重症患者が多く、外科領域では消化管穿孔、腹膜炎等による播種性血管内凝固症候群、敗血症を併発した全身状態が不良な状態の方も多い中、集学的な全身管理を通じての救命率向上を常に心がけています。
※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。

更新履歴
2020.9.30
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2019.9.30
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2018.9.28
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2017.9.28
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