診療科のご案内 外科

外科とは

消化器(食道、胃・十二指腸、大腸、肝臓、胆道、膵臓)悪性腫瘍に対する外科治療を中心に、その他、甲状腺、乳腺、ヘルニアなどの体表外科、痔核痔瘻治療など、幅広い領域で治療を行っております。また、急性虫垂炎、消化管穿孔、急性胆嚢炎などの腹部救急症例に関しても夜間、休日を問わず緊急手術を行う体制をとり、地域の救急医療に貢献しています。 外科という分野は患者様に手術という侵襲を加えて治療をすることが前提です。患者様ひとりひとりの病状に応じて、侵襲を上回るメリットが得られるよう、また、開腹手術と腹腔鏡下手術の特徴を十分に生かして、合理的な治療を行ってまいります。 「安全かつ確実に」を第一に考えた治療を提供するべく、スタッフ共々努力していきたいと思います。 院長の加納宣康が著わした手術書が多数あります。ご希望の方にはご覧いただけるようにいたします。

■基本担当表

担当医・診療時間は都合により変更する場合がございますのでご了承下さい。「★」は予約制です。
今週の担当表は、「受付時間&外来担当表」ページの「各科外来担当表」をご確認ください。

診察
午前(1診) (11:30まで)
午前(2診) (11:30から)
午前(3診)
午後
夕診

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医師のご紹介

院長 加納 宣康

■専門分野

消化器外科、腹腔鏡下手術、消化器癌手術、肝胆膵外科

■略歴

【1976年3月 】岐阜大学医学部卒
【1976年6月?1977年8月 】岐阜大学医学部付属病院医員(研修医)(第一外科)
【1977年9月?1980年8月 】郡上中央病院外科医師 岐阜大学医学部研究生
【1980年9月?1981年5月 】岐阜大学医学部附属病院医員(第一外科)
【1981年6月?1985年3月 】国立東静病院外科医員 岐阜大学医学部研究生 ※この間(1983年6月?8月)国立がんセンター厚生省計画研修(外科療法過程)
【1985年4月?1986年3月 】岐阜大学医学部文部教官(助手)(第一外科)
【1986年4月?1987年9月 】羽島市民病院外科部長
【1987年10月?1991年5月 】松波総合病院外科統括部長 ※なお1986年4月?1991年5月 岐阜大学医学部非常勤講師
【1991年6月 】帝京大学医学部外科学講座講師(附属溝口病院外科勤務)
【1991年12月?1992年1月 】客員教授としてインドへ腹腔鏡下手術の講演および手術指導に出張
【1992年6月 】神奈川県社会診療報酬請求書審査委員会審査委員
【1992年9月 】カルカッタ市へ客員教授として腹腔鏡下外科手術の指導に出張
【1992年11月 】インド・インドール市、マハトマ・ガンジー・メモリアル医科大学(M.G.M.医科大学)常任客員教授Permanent Visiting Professor
【1993年2月 】インド・インドール市、マハトマ・ガンジー・メモリアル医科大学(M.G.M.医科大学)名誉客員教授Honorary Visiting Professor
【1993年7月 】帝京大学医学部外科学講座助教授
【1993年 】米国外科学会(American College of Surgeons)のInternational Guest Scholar(日本人として初めての選出)
【1995年 】米国外科学会(American College of Surgeons)のfellow (F.A.C.S.)
【1996年5月 】亀田総合病院外科部長兼内視鏡下手術センター長
【1997年2月 】亀田総合病院主任外科部長、兼内視鏡下手術センター長
【2003年4月 】亀田総合病院 特命副院長、主任外科部長、内視鏡下手術センター長
【2006年4月 】帝京大学医学部外科学客員教授
【2009年4月 】安房地域医療センター 顧問(兼任)
【2014年4月 】亀田総合病院 副院長(外科顧問、内視鏡下手術センター長併任)
【2014年11月 】日本臨床外科学会賞受賞

■資格

医学博士
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本胸部外科学会認定医・正会員
日本消化器病学会認定医・専門医・指導医
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医
日本胆道学会認定指導医
日本消化器外科学会認定医・専門医・指導医・評議員・消化器がん外科治療認定医・特別会員
日本ヘルニア学会理事
日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)・評議員・特別会員
日本内視鏡外科学会技術審査委員会委員
日本肝胆膵外科学会指導医・評議員・編集委員
日本腹部救急医学会評議員・学会誌編集委員・特別会員
日本外科系連合学会評議員・フェロー
米国外科学会フェロー
麻酔科標榜医
インド内視鏡外科学会名誉会員
マハドマ・ガンジー・メモリアル医科大学名誉客員教授
日本内視鏡外科学会技術認定医委員会委員
ICD(インフェクション・コントロール・ドクター)
千葉県外科医会顧問
外科集談会顧問

医師のご紹介

外科部長/日帰り手術センター長 鶴田 好彦

■専門分野

外科一般/消化器外科

■略歴

1997年東京大学卒業

■資格

日本外科学会専門医 麻酔科標榜医 米国医師免許 (ECFMG certificate ,USMLE Step1, Step2, Step3)

外科医長
村田 一平 [常勤]

■専門分野

外科一般/消化器外科

■資格

日本外科学会専門医 がん治療認定医 検診マンモグラフィ読影認定医 AHA・ACLSプロバイダー JATECプロバイダー

■略歴

2007年琉球大学卒業

外科医師
川上 英之 [常勤]

■専門分野

外科

■略歴

2010年旭川医科大学卒業

外科医長
沖 一匡 [常勤]

■専門分野

外科

■資格

日本外科学会専門医 検診マンモグラフィ読影認定医 JATECインストラクター

■略歴

2007年琉球大学卒業
国境なき医師団 派遣医師
日本赤十字社 ウガンダ北部地区病院支援事業参加【2014年4月?2014年8月 】

外科医師
我妻 將喜 [常勤]

■専門分野

外科

■略歴

2012年藤田保健衛生大学卒業

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手術実績

■外科手術件数 2015/1/1~2015/12/31

Ⅰ.一般消化器外科手術
手術分類 総例数 術式 手術件数 内、鏡視下
食道手術 3例 胸部食道全摘・
後縦隔経路胃管再建
3例 1例
胃切除 36例 胃全摘 12例 1例
噴門側胃切除 5例 2例
幽門側胃切除 17例 4例
部分切除 1例 1例
切開術 1例
十二指腸切除 1例 部分切除 0例
Vater乳頭切除 1例
腹腔鏡補助下EMR 0例
大腸(直腸/肛門含む)切除 75例 大腸亜全摘 1例
結腸切除 59例 32例
直腸前方切除 13例 11例
直腸切除+人工肛門増設 2例 1例
腹会陰式直腸切除術 0例
骨盤内臓器全摘 0例
小腸イレウス(腸閉塞) 23例 癒着剥離のみ 9例 2例
癒着剥離/腸切除 12例 1例
バイパス術 2例
上部消化管穿孔 9例 穿孔部閉鎖(縫合閉鎖/大網充填) 9例 2例
下部消化管穿孔 6例 直腸切除+人工肛門増設 6例
小腸穿孔 3例 小腸部分切除術 3例 1例
バイパス手術
(胃-空腸吻合/胆管-空腸吻合など)
2例 胃空腸、胆管空腸吻合など 2例
急性虫垂炎手術 62例 虫垂切除(盲腸切除を含む) 62例 58例
肝切除 13例 部分切除 4例
外側区域切除 3例
葉切除 3例
拡大葉切除 3例
胆道系手術 92例 胆嚢切除 86例 82例
胆嚢切除/総胆管切開採石 0例
胆嚢切除/胆道再建 1例
拡大胆嚢切除・郭清 2例
胆嚢切除/肝外胆管切除再建 3例 2例
膵臓切除 16例 膵頭十二指腸切除 11例
膵体尾部脾臓切除 4例
脾動静脈温存膵体尾部切除 1例
脾臓切除/門脈圧亢進症手術 2例 脾臓摘出術 2例
Hassab術 0例
後腹膜腫瘍 1例 後腹膜腫瘍摘出術 1例
ヘルニア手術 183例 鼠径/大腿ヘルニア 171例 26例
腹壁瘢痕ヘルニア 8例 4例
臍ヘルニア 3例
閉鎖孔ヘルニア 1例
体表腫瘤切除
(表在リンパ節切除生検含む)
78例 皮膚・皮下腫瘍摘出 78例
その他 86例 CVポート造設/抜去 45例
人工肛門造設/閉鎖 17例
胃瘻造設術 1例
尿膜管遺残 1例 1例
切開排膿/デブリなど 2例
気管切開 2例
その他 18例
小計Ⅰ 一般消化器外科領域 691例 232例
Ⅱ.乳腺外科手術
手術分類 総例数 術式内訳 手術件数 内、鏡視下
乳線外科手術 14例 乳腺全摘・腋窩郭清 2例
乳腺全摘・
センチネルリンパ節生検
4例
乳腺部分切除・腋窩郭清 1例
乳腺部分切除・
センチネルリンパ節生検
7例
乳腺部分切除のみ 0例
腋窩郭清のみ 0例
小計Ⅱ 乳腺外科領域 14例 0例
総手術件数(Ⅰ?Ⅱの合計) 705例 232例

■2010-2015手術年別推移

2015年 2014年 2013年 2012年 2011年
鏡視下 鏡視下 鏡視下 鏡視下 鏡視下
食道切除 3例 1例 4例 3例 2例 5例 3例
胃十二指腸切除 36例 8例 31例 22例 46例 26例 37例 4例 47例 11例
大腸(直腸・肛門管含む)切除 84例 46例 80例 51例 71例 44例 71例 21例 63例 14例
イレウス手術 23例 3例 31例 4例 27例 6例 26例 2例 24例 2例
上部消化管穿孔手術 9例 2例 7例 2例 7例 2例 6例 1例 9例
バイパス手術

(胃空腸、胆管空腸など)

2例 6例 1例 5例 1例 7例 2例
虫垂切除 62例 58例 57例 57例 54例 50例 56例 40例 57例 41例
直腸・肛門疾患(良性)手術 4例 7例 1例 5例 10例
肝臓疾患切除 13例 9例 5例 18例 8例 15例 4例 26例 2例
胆道疾患切除 103例 84例 109例 101例 108例 99例 108例 82例 125例 102例
良性 91例 84例 107例 101例 101例 101例 122例
悪性 12例 2例 7例 7例 3例
膵臓疾患手術 6例 17例 7例 14例 13例 17例
脾臓疾患/門脈圧亢進症手術 2例 2例 2例 2例 1例 3例 3例
腹腔内腫瘍切除 4例 3例 2例 1例 2例
後腹膜腫瘍切除 1例 1例 1例 2例 2例 1例 1例 1例
肺切除・縫縮 11例 11例 25例 23例 16例 16例 11例 11例
甲状腺/副甲状腺切除 1例 4例 2例 2例
乳腺切除 14例 16例 6例 13例 9例
ヘルニア手術 183例 30例 157例 60例 107例 17例 107例 112例
体表腫瘍切除 78例 84例 55例 18例 37例
その他 85例 1例 102例 10例 79例 77例 57例
合計 716例 244例 742例 349例 634例 274例 584例 167例 606例 173例
716例 742例 634例 584例 606例

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診療科紹介

当科では消化器(食道、胃・十二指腸、大腸、肝臓、胆道、膵臓)悪性腫瘍に対する外科治療を中心に、その他、甲状腺、乳腺、ヘルニアなどの体表外科、痔核痔瘻治療など、幅広い領域で治療を行っております。また、急性虫垂炎、消化管穿孔、急性胆嚢炎などの腹部救急症例に関しても夜間、休日を問わず緊急手術を行う体制をとり、地域の救急医療に貢献しています。

外科という分野は患者様に手術という侵襲を加えて治療をすることが前提です。患者様ひとりひとりの病状に応じて、侵襲を上回るメリットが得られるよう、また、開腹手術と腹腔鏡下手術の特徴を十分に生かして、合理的な治療を行ってまいります。 「安全かつ確実に」を第一に考えた治療を提供するべく、スタッフ共々努力していきたいと思います。 院長の加納宣康が著わした手術書が多数あります。ご希望の方にはご覧いただけるようにいたします。

■消化器疾患に対する腹腔鏡手術

当院では急性胆嚢炎、急性虫垂炎はほとんどの症例に対して腹腔鏡手術で行っています。2007年度より胃癌、大腸癌に対する腹腔鏡手術を導入し、根治性を損なうことなく低侵襲な外科治療を目指して、成績向上に努めています。胃癌切除に関しては、早期胃癌に対して切除適応症例は原則として腹腔鏡手術を選択しています。大腸癌切除に関しては、巨大腫瘍以外は原則的に腹腔鏡手術を選択しています。近年では肝切除、膵切除症例も適応を限定して行っています。腹腔鏡手術は創部が小さいため術後の痛みが軽減され、術後肺炎や腸閉塞のリスクが少なく、在院日数も短縮できるなど多くの利点があります。

腹腔鏡下手術の模式図

腹腔鏡下胃癌手術 手術中の様子

腹腔鏡下右半結腸切除術後

従来の開腹による右半結腸切除術後

■最新機器を使用した肝胆膵悪性腫瘍手術

当科は高難易度の肝胆膵悪性腫瘍手術に積極的に取り組んでいます。肝胆膵切除に関しては、その疾患の特性(手術治療が唯一の根治治療と考えられることが多い)から切除可能と判断できる場合はできるだけ切除の方針としています。切除不能な場合は内科と連携してカテーテル治療、抗がん剤治療などを行います。肝臓は血流が大変豊富な臓器であるため、最新機器の使用や麻酔科との連携により、可能な限り出血量を減らし、多くの肝切除を無輸血で行っています。

肝臓の中央部を占める巨大肝細胞がん

腫瘍切除後の術中写真(拡大中央2区域切除)

手術で使用する最新機器

■1泊2日で行う鼠径ヘルニア手術

鼠径ヘルニアとは鼠径部にある腹壁が弱くなりやすい部位(3箇所あり、その部位により鼠径ヘルニアは外鼠径ヘルニア・内鼠径ヘルニア・大腿ヘルニアの3つのタイプに分類されています)から腹腔内臓器が脱出してくる病気で中高年の男性に多くみられる疾患です。乳幼児や小児にみられる先天的な鼠径ヘルニアとは成因が異なり、加齢により腹壁が弱くなることで発症します。従来は弱くなった部位(ヘルニア門と言います)を周囲の筋肉や結合織を寄せ合わせて補強する術式が主流でしたが、この術式では時間の経過とともに補強部が再び弱くなって再発したり、別の種類の鼠径ヘルニアが発生することが珍しくありませんでした。この欠点を補うため、最近では3つの脆弱部をすべてカバーするように人工膜(メッシュと言います)を腹膜と腹壁の間に挿入する方法が脚光を浴びています。この方法は3箇所の脆弱部を一度に補強するため再発率を著しく低下させることが可能で、周囲組織を寄せ合わせる操作を伴わないので(Tension Free Methodと言われています)、術後の疼痛が軽度であり、短期間の入院(当院では通常1泊2日)で手術が可能です。特に鼠径部を4-5cm切開して行うクーゲル法と3箇所の小さい孔より行う腹腔鏡下ヘルニア根治術は高い根治性を有する優れた術式です、当院では2009年度よりクーゲル法を2013年度より腹腔鏡下ヘルニア根治術を採用し良好な成績を上げてきました。腹腔鏡下ヘルニア根治術は、良好な視野で行えるため、確実にメッシュを当てることが可能で、クーゲル法に比べても一段と創が小さいことから術後の創痛が一段と少ない利点を有する半面、全身麻酔が必要であり、下腹部手術既往のある方などでは術中に腹膜損傷を生じることもあり十分な腹腔鏡手術の経験が必要となります。一方、クーゲル法は腹腔鏡下手術に比較すると若干創痛が強い傾向は見られますが、局所麻酔で行うことも可能であり全身状態が良くない方にも適応できるという利点を有します。 クーゲル法・腹腔鏡下ヘルニア根治術はともに保険適応であり、1泊2日の入院で早期社会復帰が可能な術式です。特に腹腔鏡下ヘルニア根治術は、より痛みが少ないことからゴルフやジョギング程度の軽い運動であれば個人差はありますが、術後2-3日目には可能です。治療費に関しては腹腔鏡下ヘルニア根治術の方が若干高額となり、2日間の入院の場合、3割負担でクーゲル法が7-8万円、腹腔鏡下ヘルニア根治術が15-16万円となります。しかし、3割負担の方はどちらの術式でも高額医療費の対象となるため、最終的な負担額に差は生じないと思われます。 また、特に希望される場合は朝早く手術して夕方退院する日帰り手術にも対応することが可能ですので医師に御相談下さい。 尚、先天的な要因で発症する小児や若年者の鼠径ヘルニアには、メッシュを使用しない術式をお勧めしていますので御相談下さい。

腹腔鏡を腹腔内(下図)または腹膜前腔に挿入し二酸化炭素で気腹してスペースを確保しメッシュを鼠径部の腹壁脆弱部全体に当て。外鼠径ヘルニア・内鼠径ヘルニア・大腿ヘルニアの3つのヘルニアの発生を一度に防止します。

■日帰り手術センターを利用した日帰りまたは短期入院による手術治療

当科では日帰り手術センターを活用して、鼠径ヘルニア、症状のない胆石症、胆嚢ポリープ、痔核、巨大脂肪腫などの手術治療を短期入院で行っています。外来検査後、手術当日にご入院頂きます。疾患によって日帰りか短期入院か異なる場合がありますので、詳しくは外科医師スタッフにご相談ください。

他院で「もう治療はできない」と言われても、あきらめないで相談を

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